バッファーコート

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バッファーコート

10年間保証 シリコーン100%樹脂コーティング「バッファーコート」

人間の肌を思わせる「しなやかな強さ」が自慢!
  • 1液型です。混合の手間がいりません。2液型もあります。
  • 超耐候性・耐久性が抜群。実績は40年以上
    (Si-Oの解離エネルギー波長は太陽光から出ていない)
  • 一般塗膜にはないガス透過性がある(水蒸気を通す)
    (塗膜がふくれることがない、下地が呼吸できる)
  • 低温の-50℃から高温の+200℃の範囲で塗膜変化がない
    (低温での施工が可能-10℃でも塗布できる)
  • 下地の伸縮に追従する線膨張による剥離がない。
    (塗膜の伸び率は300~500%<もある)
  • 被塗物は選ばない、あらゆるものへ付着する。
    (4フッ化エチレン。PP.PEは除く)
  • 錆面への塗布が可能であり黒皮鋼材にも直接塗れる。
    (3種ケレンAで施工可能)
  • 防水材として抜群の効果と耐久性を発揮する。
    省工程(シリコーンシーリング材との併用が可能である)
  • 搬水性が大きく毛細管現象が起きない為漏水がない。
    (接触角は最大103°)
バッファーコートの特徴

シリコンとシリコーン

地球上一番多い元素酸素(O) 2番目に多い珪素(Si)を組み合わせて人工的に作り出したシリコン(Silcon)は20世紀の魔法の砂と言われています。

シリコンとシリコーン

シリコンを原料に化学反応して生まれたのがシリコーン(Silcone)です。
シリコーンは3種
シリコーンオイル → 潤滑油など
シリコーンレジン → 耐熱塗料など
シリコーンゴム → シーリング・コーティング・ゴム
シロキサン結合と言われる主鎖でいろいろな製品が生まれ従来にはない特徴を持った シリコーン製品が世の中のお役に立っています。
シリコーンは1941年(昭和16年)旧東芝によって開発され 78年間数々の実績を持ちいろいろな分野で社会に貢献し続けています。
シリコーンは地球環境のVOC削減に貢献します。

シリコーンの種類

バッファーコートの性状

バッファーコート10バッファーコートNS試験方法
形式弱溶剤型無溶剤型
外観ペースト状ペースト状
粘度5000cP(5Pas) 14000cP(14Pas) JIS A 6021準ずる
粘度比重1.251.2JIS A 6021準ずる
タックフリー30min(23℃)30min(23℃)JIS A 6021準ずる
不揮発分70%91%<JIS A 6021準ずる
引っ張り強さ1.0MPs1.43MPsJIS A 6021準ずる
伸び300%<500%<JIS A 6021準ずる
耐衝撃性合格合格JIS A 6021準ずる
エリクセン試験10mm<10mm<JIS A 6021準ずる
ゴバン目試験100/100100/100シリコーン感圧接着テープよる
耐水性劣化ふくれ剥離の発生を認めない劣化ふくれ剥離の発生を認めない20℃ 2000hr 浸漬
耐塩水性劣化ふくれ剥離の発生を認めない劣化ふくれ剥離の発生を認めない3%Nacl 水溶液20℃ 500hr 浸漬
耐酸性劣化ふくれ剥離の発生を認めない劣化ふくれ剥離の発生を認めない2%H2So4 水溶液20℃ 350 浸漬
耐アルカリ性劣化ふくれ剥離の発生を認めない劣化ふくれ剥離の発生を認めない0.5%NaOH 水溶液 20℃2000hr 浸漬
耐候性1000hr<1000hr<スパーUVテスターにて

荷姿:20kg(石油缶入り)


バッファーコート10:グレー(N45) ライトグレー(N65) ホワイト(N85)
バッファーコートNS:ライトグレー(N65) ホワイト(N90) クリアー

建築用液状シリコーンゴムの耐久性(例)

低モジュラス2成分形シリコーンと他基剤の耐候性比較(屋外暴露22年後)

アルミバネルの目地に施工した低モジュラス2成分形シリコーンおよび2成分形ポリサルファイド、 2成分形変成シリコーンシーリング材の屋外暴露22年経過後の表面を観察した結霙を以下に示します。

<屋外暴露条件>
群馬県太田市にて、1985年11月から暴露開始し2008年6月まで約22年間暴露。
50cm角アルミバネル2枚を使用した暴露試験体、南東向き傾斜あり、中央に横目地(幅25mm、深さ15mm、長さ50cm)
建築用液状シリコーンゴムの耐久性
試験結果
  • 低モジュラス2成分形シリコーン埃が付着しているが亀裂はなし) 低モジュラス2成分形シリコーン
  • 2成分形変成シリコーン全体に3-5mn深さの亀裂発生 2成分形変成シリコーン
  • 2成分形ポリサルファイド全体に2-3mn深さの亀裂発生 低モジュラス2成分形シリコーン

金属鉄鋼構造物面 防錆・防水コーティング仕様&施工例

金属面(非鉄も含む) 防錆・遮熱(錆面・黒皮・塗り替・亜鉛面等)

工程 材料名 塗布量/m 塗布回数 塗布方法 稀釈率
下地調整 錆面・旧塗膜がある場合・黒皮鋼板などは電動工具を用いて3種ケレンAとして乾燥面とする
下塗 バッファーコート10 250g~300g  1回 ローラーまたは刷毛 0~5
バッファーコートNS 175g~200g  1回 ローラーまたは刷毛 -
中・上塗 バッファーコート10 250g~300g  1回 ローラーまたは刷毛 0~5
バッファーコートNS 175g~200g  1回 ローラーまたは刷毛 -
トップコートは指定がない場合は塗布が無くても性能は維持
トップコート バッファーコート85指定色 130g 1回 ローラーまたは刷毛 -
バッファーコートNSトップ指定色 150g 1回 ローラーまたは刷毛 -
下地調整は同上仕様を適用する
遮熱仕様 下塗 バッファーコート10 300g 1回 ローラーまたは刷毛 0~5
下塗 バッファーコートNS 200g 1回 ローラーまたは刷毛 -
上塗 バッファーコートSL 300g 1回 ローラーまたは刷毛 0~5
下地調整は一般仕様と同様とする
金属鉄鋼構造物面 防錆・防水コーティング仕様&施工例
バッツファーコートABC工法「アスベスト処理」
ABC工法は劣化して表面に浮きだしたアスベスト・カビ・堆積物などを 特殊樹脂で強固に固化・密着させる工法です

壁面 防水・美粧コーティング仕様&施工例

壁面防水美粧仕様 (ALC・モルタル・ボード面など)

工程 材料名 塗布量/m 塗布回数 塗布方法 稀釈率
下地調整 劣化した旧塗膜がある場合や脆弱層は高圧水洗機を用いて油脂分や汚れを除去し乾燥する
下塗 バッファーコート10 250g 1回 ローラーまたは刷毛 0~5
バッファーコートNS 200g 1回 ローラーまたは刷毛 -
トップコート バッファーコート86指定色 130g 1回 ローラーまたは刷毛 -
バッファーコートNSトップ指定色 150g 1回 ローラーまたは刷毛 -
金属鉄鋼構造物面 防錆・防水コーティング仕様&施工例

陸屋根防水コーティング仕様&施工例

陸屋根防水改修仕様(シンダーコンクリート・各種シート・ウレタン・アスファルト面など)

工程 材料名 塗布量/m 塗布回数 塗布方法 稀釈率
下地調整 劣化した旧塗膜がある場合や脆弱屁は高圧水洗機を用いて油脂分や汚れを除去し乾燥した面とする。シーリングはピュアシリコーンを使用し変成型はNG
下塗 バッファーコート10 600g~1000g  1回 ローラーまたは刷毛 0~5
バッファーコートNS 500g~800g  1回 ローラーまたは刷毛 -
上塗 バッファーコート10 600g~1000g  1回 ローラーまたは刷毛 0~5
バッファーコートNS 500g~800g  1回 ローラーまたは刷毛 -
陸屋根防水コーティング仕様&施工例

土木関連施工例

土木関連施工例

遮熱工法

夏涼しく・冬暖かく!

奇跡の星と言われる「地球」が今温暖化による危機に瀕しています。
2005年の京都議定書が発行され2009年はCOP15として各国首脳がC02削減に取り組む姿勢が 採択され大きな一歩を踏み出しました。
建築物においては住環境のためのエネルギーを如何に効率よく抑えるかが大きな課題でしょう。
NASA(アメリカ航空宇宙局)において開発された発泡セラミックバルーンを応用し 熱反射性赤外線吸収顔料・高機能遮熱性リン片状粉体の配合。
さらにバインダーとして国内外において防水性や防錆性に実績の証明されているシリコーンを使用。
被塗付物は金属(非鉄を含む)・さび面・コンクリート面・シート防水面・スレート面など 直接コーティングができるRTVシリコーン100%樹脂を用いた「バッファーコート」の性能との コンビネーションすることでその性能は期待耐用年数20年以上と考えられています。
温度差(-50~+200℃の範囲)にも変化がなくその上施工が容易で乾燥が早く対象物を選ばないなど 大きな特徴がある! バッフアーコートSLは2つの作用で遮熱断熱します。 微小中空セラミックバルーンと熱反射機能顔料との併用で、遮熱・断熱効果を発揮します。

バッフアーコートSL

①照射試験による比較データ

照射試験による比較データ

②太陽光日射反射データ

太陽光日射反射データ

バッファーコートSLの塗料、塗膜性状

1 試験項目試験方法試験結果
2 容器の中での状態JIS K 5600-1-1、4.1.2 a一様になる
3 密度JIS K 5600-2-4、温度23℃0.90
4 作業性JIS K 5600-1-5支障がない
5 乾燥時間(20℃)JIS K 5600-1-1、4.34時間以内
6 塗膜の外観JIS K 5600-1-1、4.4正常である
7 耐衝撃性JIS K 5600-5-3、デュポン式ワレ、ハガレなし
8 耐水性JIS K 5600-6-1、240時間浸漬異常なし
9 耐湿性JIS K 5600-7-1、240時間異常なし
10 耐アルカリ性JIS K 5600-6-1、Ca(OH)₂飽和溶液 24時間異常なし
11 耐冷熱繰返し性JIS K 5664 7-10により10サイクル異常なし
12 促進耐候性スーパーUV 300時間異常なし
バッファーコートSLの荷姿
14.5kgセット/主剤14kg 丸ペール缶
硬化剤1 kg 各缶

バッファーコートSLの色

バッファーコートSLの色
※この色見本は実際の仕上がりとは多少異なります。
※本製品の内容は、予告なく変更することがあります。

ABC工法

アスベスト・ブロック・コーティング工法

高度成長期に建設された工場などの屋根や壁面の材料として 含アスベスト波型スレート(石綿含有波型)は安価で耐久性が良く多くの建設に大量に使用され続けました。
2005年にクボタ旧神崎工場での従業員や周辺の住民から公害による肺がん・肺気腫の被害が報じられて アスベストを使用していた多くの会社は対応を迫られることとなり大きな社会問題に発展しました。
政府も「石綿による健康被害の救済に関する法律」が成立いたしました。
工場の老朽化と漏水対策として波型スレートヘの補修工事が多くなり 一般的に劣化した面を高圧水性などで洗い流して塗料により仕上げていました。
しかしこの高圧水洗の排水に大変多くのアスベストが含まれていることが判明事態は急変いたしました。
塗装のための下地調整工程が従来の様には出来なくなってしまったのです。
アスベスト処理にはとてつもない費用と手間が掛かることで多く下地処理方法が検討されつつあるのが現状でしょう。
さらに大きな工場の大面積の屋根からアスベストが飛んできてはいないかと近隣住民からの不安の声が企業に届き 対応をせざるを得なくなり緊急に工事をした例などが多く有ります。

アスベスト含有スレートの改修方法として現在行われている手段として現在は以下の3工法が代表的工法です。

①全面的にカラー鉄板など金属製の物でカバーする。(カバーエ法)
構造計算で耐荷重性(10kg/㎡以上の可能性あり補強が必要)
既設スレートヘの取り付けのための穴あけ作業が環境省の規定で被ばくに相当する可能性があり対応が難しい。
②表面を特殊樹脂で固めて(封じ込め)塗装する(コーティング工法)
有機質(ウレタン又はポリウレア・エポキシ樹脂など)での固化工法が有るが可燃性で難燃性の点で問題があり、また耐久性に限度がある。
③全面的撤去は完全に囲い密室状態で解体・残材は専用袋に入れて溶融する。
作業者は完全な装備が不可欠・工場はストップ・作業中は出入り禁止となる。 解体費用は莫大になり時によっては被爆となる事が有る。

これらを解決した「ASブロッカーF」+「バッファーコート」

この工法の大きな特徴は劣化して表面に浮きだしたアスベスト・カビ・堆積物などを 特殊樹脂で強固に固化・密着させることが最も重要な性能である。 ASブロッカーFの開発とシリコーン樹脂バッファーコートの組み合わせで完成したシステムが 今回開発された塗布型の軽量・施工性・耐久性を併せ持つ新しい防水・防錆を兼ね備え 安全性を考慮して画期的な足場のメッシュロードを使用して安全かつ簡易的にが出来るのがABC工法です。
  • ①劣化スレート試験状況

    劣化スレート試験状況

    踏み抜き防止足場(メッシュロード)使用

  • ③バッファーコート塗布

    バッファーコート塗布

    バッファーコート塗布

  • ②ASブロッカーF塗布

    ASブロッカーF塗布
  • ④バッファーコート付着試験

    バッファーコート付着試験

    強制剥離付着確認試験(ヒーリング試験)

ABC工法標準仕様 (ABC-100)

工程 使用材料 標準塗量
kg/㎡
稀釈率
%
回数
塗重時間
20C
塗装方法
1 下地調整 1)スレ一ト面の泥やコケは大きなものは除去する(絶対研磨しないこと)
2)フック音13とワレ音「やカケ部は下塗り後シリコ一ンシ一ラントで補修処理する
3)スレ一トの踏み抜きのないよう最善の処置をする。(専用足場メッシュロ一ド使用)
2 下塗 ASブロッカ一F 0.4~1.0 0 1~2 24H以上 スプレー・刷毛・ローラー
3 中塗 バッファーコート10 0.3~0.4 0~5 1 4H以上 ローラー・ハケ
4 上塗 バッファーコート10 0.3~0.4 0~5 1 ローラー・ハケ
塗料使用上の注意事項については、製品説明書及びSDSを参照とする。
上記の数字はすべて標準のもので、施工方法、施工条件により各々変化する場合が有ります。