ベルテール®GPマット工法
- ベルテール®GPマット工法とは
- 高強度合成繊維を使用した特殊布製型わくと植生工の組合せによる環境を重視した法面保護工です。 コンクリート体と植物の被覆による強固な緑の大地を創造します。
- ベルテール®GPマット工法の特長
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- 1.高強度
- 強度合成繊維を使用した特殊布製型わくに流動性モルタルをポンプで圧入するコンクリート体成形法です。 型わくが透水性であるため、水・セメント比(W/C)が低下しますので硬化時間を早め、高密度・高強度のコンクリート硬化体が得られます。
- 2.特殊布製型枠
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あらかじめ設けている多数のスリットがモルタルを注入することにより大きく開孔し、木本類の生育にも最適なグリーンポケット(GP)を成形し緑化を誘導します。
注入前
注入後
- 3.自然な色
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既存布製型わくの多くは白色ですが、植物が繁茂するまでの間においても自然景観に馴染む様に有色タイプを採用しました。
(従来の白色の他にグレーやグリーン色も選択可能です。)
布製型枠 ベルテールマット
白色 ナチュラルブラウン
- 4.植生工
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傾斜・土質等の特性や立地条件を配慮し、自然緑化・覆土工・吹付工・ポット苗工等を自由に組合せることが可能です。
客土吹付工
小型植生土のう
- 5.排水機能
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グリーンポイント(GP)は、法面表層水や背面水を排出する水抜き孔の役割を持ち
法面の安定に効果を発揮します。ダム・調整池・河川などはマット工背面に用途・条件等に合った不織布等の吸い出し防止シートを敷設します。
植物の痛恨性に優れ、吸出し防止効果がある特殊繊維不織布「通根シートTK-2」もございます。
通根シート
シートなし
- 6.省力化・コスト縮減
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施工現場に合わせた寸法で工場製作するオーダーメイドタイプのため、広範囲の面積を一挙に施工することができ、又水中施工が可能なため
水切替工事等が不要となり、他ブロック工法に比べ省力化・コスト縮減が計れます。
通根シート
- 7.高強度硬化体
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注入圧により布製型わくを通して、モルタル混練水の余剰水が絞り出され、水・セメント比が著しく低下するので、硬化時間が早まり、初期強度が高く高強度のコンクリート体となります。
脱水状況
- 8.軽量
- 布製型わくが軽量なため、重機の進入路がないような場所でも運搬が容易で安全な施工が出来ます。
- 9.地盤追従性
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勾配の変化する複雑な斜面でも、布製型わくがフレキシブルに馴染み、所定の厚みを確保します。
- ベルテール®GPマットの用途
- ●ダム湖岸法面保護工
- ●調整池・貯水池護岸法面保護工
- ●河川・水路護岸工
- ●道路造成地法面保護工
- ●その他
施工手順
1.法面整形後 →
2.不織布敷設 →
3.ベルテールGPマット敷設 →
4.モルタル注入 →
5.マット水洗 →
6.植生工(覆土) →
7.植生後
注入モルタル配合表
※数値は測定値の平均であり、保証値ではありません。
※GP150は現場状況により、コンクリートに置換が可能です。配合等は弊社にご相談下さい。
※注入材料の注入量には、布目より脱水する余剰水15%の外に作業上の割増量4%を含んでいます。
ベルテール®は旭化成アドバンス株式会社の登録商標です